約束ばかりが増えていく。
今夜も昔の誰か電話して。あぶくで満たされてる私の安っぽちな器は垢で出来ている。お気に入りの赤色の爪先で突けば弾けてパチン。
ぶくふぐパチン。ぶくふぐパチン。それが私の人生だ。
「もしもし?」
もしも。この掃いて捨てるほどの約束を総て果たす事ができたらその底にはなにがある?
覗き込んでも乱反射する光の奥には仄暗いあの女の子がいると予想するよ。
「ねえ」
約束ってそんな風に言う事じゃないよね?
あなたが泡と例えるならその泡ってキラキラ虹が詰まったシャボン玉の様なものじゃないかな?
「じゃあ変える。約束は私を縛る鎖だわ」
「え、ダサ!!」
約束好きの二人の女のコのお話。
約束ってなんだ??人と人との契りのメッセージ。誠実でいられるか?
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